オンカジで仮想通貨しか使えなくなる未来の問題点を考えてみた

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俺みたいなしがないサラリーマンにとって、ギャンブルは数少ない楽しみの一つ。

ギャンブルと聞けばとりあえず一通り手を出すようにしているから、当然オンカジにもすぐ食いついたし、オンカジとの付き合いもけっこう長くなってきた。

俺がオンカジで遊び始めたころは、まだオンカジが「グレーゾーン」なんて言われてたころで、何も気にすることなく無邪気に海外のカジノゲームで遊ぶのがただただ楽しかった。

だけど、最近はオンカジを取り巻く環境も激変してきて、ちょっと「オンカジはグレーゾーンだから大丈夫」なんてノンキなことも言ってられなくなってきた。

その決定的な出来事として「銀行振込ができなくなった」ということが挙げられる。それと、決済代行業者の逮捕。この二つの出来事が、オンカジに与えた打撃は大きい。

いまは「オンカジで遊ぶこと」自体が結構ヤバくて、ギャンブル好きだからって理由だけで遊ぶのもどうかなって感じではあるんだけど、それでも遊びたいんなら、やっぱり仮想通貨の入金しかないのかなあといったところだ。

参考サイト:オンカジギャンブル情報「ギャンカジ」

現在のオンカジでは仮想通貨での入金以外の選択肢がない

「オンカジは仮想通貨で遊んだほうがいい」というより、「もうオンカジは仮想通貨でしか遊べない」っていうのが正しいかもしれない。

というのも、例外のオンカジはあるにしても、いま現在、オンカジの入金で「安全かもしれない」のが仮想通貨という方法しかないからだ。これも「安全」と断言できるものではないことは、言うまでもない。

まず、銀行振込だが、これはマネーロンダリング対策と、警視庁のオンカジ厳罰化の傾向の強まりの二つの理由で、ほとんど絶望的な状況に追い込まれている。

海外送金を警戒している銀行が、オンカジへの入金がわかる同時に銀行口座を凍結するなんてことが多発しているのが、悲しいかなオンカジの現状。

「じゃあ、ウォレットを通した電子決済サービスを利用すればいいんじゃね?」って思うかもしれないけど、実はいま一番ヤバいのはウォレットであるってことは、ベガウォレットと提携していた決済代行業者が逮捕された事件から明らか。危うきには近寄るべからずだ。

もちろん、クレジットカードは論外。これは俺自身の精神の弱さという個人的な問題もあるが、破産の入り口でしかないし、クレカが銀行口座と繋がっている以上、口座だけでなくクレカが止まることも考えられる。

そうなると、もう仮想通貨っていう「足跡がつかないやつ」を使うしかないっていうことになる。これは結論というより「詰み将棋」の最終局面ってところかな。

オンカジの今後の主流は仮想通貨対応型オンカジ

オンカジの厳罰化と銀行側と結託した締め出しが続いている以上、もはや仮想通貨しか使うことができない。となると、当然ながらオンカジの今後の主流は仮想通貨特化型のオンカジってことになる。

この劇的な状況の急変は、リアルマネーでオンカジを遊んできた仮想通貨オンチの俺としては「新しいことにチャレンジしなければならない状況」なんで、けっこうめんどくさい。

これからのオンカジは仮想通貨が必須ってことになると、それだけで「オンカジやめようかな」なんて考える連中がけっこういるんだが、俺もまあ、その一人ではある。

だが、オンカジの状況をふまえて仮想通貨の基本や、仮想通貨に特化したオンカジのことを調べていくと、面倒くささを超えてしまえば、もう少しだけオンカジで遊んでいくことができるっていうこと自体は事実ではある。

仮想通貨に特化したオンカジのメリットは、やっぱり送金が迅速であることと、オンカジで遊んだっていうデータを銀行にバレにくいってことが挙げられると思う。

オンカジっていうギャンブル自体がそもそも海外運営のもので、日本円をわざわざ海外で使えるリアルマネーに変換していく。その流通経路自体に問題の芽があるならば、国際的に利用できる匿名性の強い通貨である仮想通貨を初めから使ったほうがいい。

これは、オンカジが現在のような銀行振込トラブルに見舞われる以前から、仮想通貨ユーザーから出ていた意見で、いまオンカジで遊べている層っていうのは数年前からすでに仮想通貨で遊んでいた連中ばっかりだ。

仮想通貨の所有自体がギャンブル的であり難しいという現実

仮想通貨でオンカジで遊んでいく以前の問題として、仮想通貨自体がハイリスクのギャンブルのようなところがあって、よほどの投資センスがない場合、所有自体で身を滅ぼすこともあるってことだろう。

仮想通貨っていうのは価格の変動が激しくて、昨日まで価値があった仮想通貨が翌日にはゴミになっているなんてことがザラにある。

単に価値がなくなるだけならいいんだが、仮想通貨の価値がなくなるってことは「大損をする」ってことと同義だから、持っているだけで負債になることも往々にしてあるってことだ。

もちろん、これは裏返すと昨日まで負債だったものが翌日には優れた投資商品に変貌していて大儲けするっていう可能性を示唆するものでもある。だが、こういう可能性を信じて破滅していった仮想通貨ユーザーは多いことは無視できない。

仮想通貨でオンカジを遊ぶってことは、仮想通貨とオンカジという傾向が違う危険物を同時に扱うってことでもある。

だから、仮想通貨を使ってでもオンカジで遊びたいならば、まずは仮想通貨という危険物の取扱をある程度は理解して自家薬籠中の物にしなければならない。

「これからのオンカジは仮想通貨だ!」といって仮想通貨に手を出すこと自体は簡単だが、それは、仮想通貨という難しいジャンルに無知が突進していく危険でしかなく、「付け焼刃」でどうかなるほど仮想通貨は甘くはない。

最低でも一年くらいは「仮想通貨だけ」と向き合う時間が必要で、それで仮想通貨の仕組みを体で理解してからじゃないと、オンカジに仮想通貨を適用するのは難しいんじゃないか、というのが俺の意見だ。

「銀行口座が使えない以上、いますぐ仮想通貨に移行しなければならない」という態度は性急すぎるし、オンカジの事情にあわせて自分自身をリスクにさらすのは考えものじゃないだろうか。

仮想通貨を使ったとしても勝利金の出金には税金がかかる

仮想通貨を使ってオンカジを遊ぶことの問題点としては、仮に仮想通貨での勝負で利益が出たとしても、仮想通貨の利益を享受する段階で「税金」という問題にブチ当たることにある。

そもそも、仮想通貨っていうのはオンカジより早く、そして、オンカジ以上に「国家からの監視」が厳しい対象だ。

国家の資本っていうのは国家の通貨によって繁栄が決まるんだから、国家管理から逃れている仮想通貨が国家からの厳しい扱いを受けるのは当然のことといえる。

とりわけ、日本の場合は仮想通貨への態度が厳しく、それは「税金」という形での制限としてあらわれている。

仮想通貨の利益は雑所得として扱われて、年間で20万円以上の利益が出た場合は確定申告をする義務が発生する。

仮想通貨で儲けた分が税金として引かれてしまい、そのぶんトータルで生活が苦しくなるなんてことも、仮想通貨とオンカジの両立ユーザーにはよく起こる事例としてたびたび報告されている。

問題は、確定申告に報告する以上は「使用意図」がバレる可能性があるってことだ。

仮想通貨でオンカジを遊ぶメリットである「銀行振込と違ってバレない」というのは入金の段階の話でしかなくて、もし勝利金を出金しようってことになるなら「バレる」というリスクが発生し、メリットは崩壊することになる。

「グレーゾーン」であったときならまだしも、現在のオンカジ厳罰化の環境下でバレてしまうことの意味は、はかりしれないほど大きい。

とりわけ、俺のようなサラリーマンギャンブラーの場合、仮想通貨だけだったらまだなんとかなるかもしれないが、仮想通貨の確定申告でオンカジの利用がバレるということは社会的な地位を危うくする原因ともなりかねない。

「これからのオンカジは仮想通貨しかない」という話が単純なものに終わらないのは、こういった様々な問題があるためだ。「仮想通貨しかない」は「仮想通貨にしたほうがいい」ではない。

仮想通貨を使ってまでオンカジを遊ぶべきかどうか。俺のような小心者サラリーマンとしては、以前のように日本の合法ギャンブルを日本円で安全に遊ぶっていうしみったれた選択がベストなのかもしれない。